数的優位
ここ上高地の梓川沿いの林道を歩いていたときの話です(決してサッカーの話ではありません)。
ときおり小さな黒色・紫色の翅をなびかせる蝶々を見つけました。なんだろうかと思い、近づいてみると、その正体はコムラサキ。なんとなんと、一本の草に20匹ちかくのコムラサキがとまっているではないでしょうか。コムラサキも暑さに耐えかねて、日陰に移動したのでしょうか。(ですがこんなにいっぱいいたら暑くないのかなと思いつつ)
さて、これだけコムラサキがいる状況は写真をとるには
数的優位な状況。
翅を開いたきれいな写真を撮るチャンスと思い、少しコムラサキに接近。と、一匹のコムラサキに気づかれたのか、翅をはばたかさせてしまい、その瞬間に
バサ~~
一匹残らず散り散りになってしまいました。数的優位なはずなのに。。。
気を取り直して、数メートル先に別の大群を発見したので、ゆっくり近づくと、
バサ~~
またしても一匹に気づかれ、すべてのチョウが飛んでいってしまいました。これにはさすがに気づきました。チョウの大群はこちらに気づくチョウの数が増える分だけ、僕にとって
圧倒的数的不利
な状況でした。。。
コムラサキはあきらめ帰ろうとしているとき、なんと足元にコムラサキ一匹がとまりました(笑)
こんなこともあるんだなと思った一日でした。