似たもの同士
チョウたちには似た者同士が多数存在します。
これらの種類を見分けるのが、中々楽しいもの。ちょっとだけ紹介^_^
なんとなく縁取りでわかりますが、開翅すると違いがよくわかります( ´∀` )
ちなみにキベルリタテハは標高1500mくらいから生息するので、低地では中々お目にかかれないのですな。
ミヤマモンキチョウ(ピンクの縁取りが特徴)
ぱっとみた目はほとんど変わらない両者
開くと斑紋で区別ができます。
ミヤマ=深山からミヤマモンキチョウは山奥にいるなと想像がつきます。このミヤマモンキチョウは東御市の湯ノ丸高原に生息している高山蝶。
クロテンシロチョウとヒメシロチョウ
クロテンシロチョウ
ヒメシロチョウ
写真にとると、真っ白なのがヒメシロチョウとわかります。ですが、実際に飛んでいる姿は瓜二つ。地面すれすれをひらひらと飛び、中々とまってくれないのです( ´∀` )
カラスシジミ
ミヤマカラスシジミ
ここまで似るともう同じに見えますね( ´艸`) オレンジ色の模様の隣にある黒点の形に違いがあります。
クモマベニヒカゲとベニヒカゲ
クモマベニヒカゲ(目玉模様が多い)
ベニヒカゲ(目玉模様が少ない)
両者とも標高の高い草地でないと生息できない高山蝶。
この2種の見分け方は簡単、体によって来るのがベニヒカゲ。すぐ逃げるのはクモマベニヒカゲ( ´∀` ) なので以下はベニヒカゲww
アゲハチョウ(ナミアゲハ)とキアゲハ
アゲハチョウ
キアゲハ(翅の付け根が黒い)
身近ないろいろな場所でいる両者。意外と知られていないですが、標高が高くなると、アゲハチョウよりキアゲハの方が数が多くなります。標高を上げて、「この辺からキアゲハか」と観察するのがひそかな楽しみ( ´∀` )
ミヤマシジミ
ヒメシジミ
表の模様ではほぼ一緒の両者。
裏翅でぎりぎり区別できます( ´∀` )ミヤマシジミ(黒点の中にかすかに青いスジがあります)
ヒメシジミ(青いスジはありません)
わかりましたか?
エルタテハとヒオドシチョウ
エルタテハ(とがり気味、白の点が下翅にあります)
ヒオドシチョウ(白の点が下翅になし、青点の縁がわずかにあります)
一般の方は実際に見ているとほとんど区別できません。が、エルタテハは標高1000m以上から現れるので、たいていはヒオドシチョウかと思います。
ヒメアカタテハ(下翅にオレンジ模様の面積が多い)
ちなみにヒメアカタテハは世界で一番生息域の広いチョウ。世代交代を繰り返してなんとヨーロッパ北部からアフリカまで大陸間移動します!
ちょっと豆知識的になりましたが、似た者同士を紹介しました!
まだまだいますが、また今度アップしたいと思います( ´∀` )
お付き合いありがとうございました^_^