butterflyer’s blog

エンジニアの蝶々日記。

似たもの同士

チョウたちには似た者同士が多数存在します。

これらの種類を見分けるのが、中々楽しいもの。ちょっとだけ紹介^_^ 

 

ルリタテハとキベルリタテハ

f:id:butterflyer:20200907225759j:plainルリタテハf:id:butterflyer:20200907225706j:plainキベルリタテハ

なんとなく縁取りでわかりますが、開翅すると違いがよくわかります( ´∀` )

f:id:butterflyer:20200906221351j:plainルリタテハf:id:butterflyer:20200906221127j:plainキベルリタテハ

ちなみにキベルリタテハは標高1500mくらいから生息するので、低地では中々お目にかかれないのですな。

 

ミヤマモンキチョウモンキチョウ

f:id:butterflyer:20200906221759j:plainミヤマモンキチョウ(ピンクの縁取りが特徴)

f:id:butterflyer:20200906221937j:plainモンキチョウ

ぱっとみた目はほとんど変わらない両者

f:id:butterflyer:20200906222234j:plainミヤマモンキチョウf:id:butterflyer:20200906222031j:plainモンキチョウ(黒模様の中に斑紋)

開くと斑紋で区別ができます。

ミヤマ=深山からミヤマモンキチョウは山奥にいるなと想像がつきます。このミヤマモンキチョウ東御市湯ノ丸高原に生息している高山蝶。

 

クロテンシロチョウとヒメシロチョウ

f:id:butterflyer:20200906222450j:plainクロテンシロチョウ

f:id:butterflyer:20200906222542j:plainヒメシロチョウ

写真にとると、真っ白なのがヒメシロチョウとわかります。ですが、実際に飛んでいる姿は瓜二つ。地面すれすれをひらひらと飛び、中々とまってくれないのです( ´∀` )

 

ミヤマカラスシジミとカラスシジミ

f:id:butterflyer:20200906222705j:plainカラスシジミ

f:id:butterflyer:20200906222629j:plainミヤマカラスシジミ

ここまで似るともう同じに見えますね( ´艸`) オレンジ色の模様の隣にある黒点の形に違いがあります。

 

クモマベニヒカゲとベニヒカゲ

f:id:butterflyer:20200906223006j:plainクモマベニヒカゲ(目玉模様が多い)

f:id:butterflyer:20200906223535j:plainベニヒカゲ(目玉模様が少ない)

両者とも標高の高い草地でないと生息できない高山蝶。

この2種の見分け方は簡単、体によって来るのがベニヒカゲ。すぐ逃げるのはクモマベニヒカゲ( ´∀` ) なので以下はベニヒカゲww

f:id:butterflyer:20200906223553j:plain

f:id:butterflyer:20200906223625j:plain

 

アゲハチョウ(ナミアゲハ)とキアゲハ

f:id:butterflyer:20200906223720j:plainアゲハチョウ

f:id:butterflyer:20200906224113j:plainキアゲハ(翅の付け根が黒い)

身近ないろいろな場所でいる両者。意外と知られていないですが、標高が高くなると、アゲハチョウよりキアゲハの方が数が多くなります。標高を上げて、「この辺からキアゲハか」と観察するのがひそかな楽しみ( ´∀` )

 

ヒメシジミとミヤマシジミ

f:id:butterflyer:20200906224713j:plainミヤマシジミ

f:id:butterflyer:20200906224835j:plainヒメシジミ

表の模様ではほぼ一緒の両者。

裏翅でぎりぎり区別できます( ´∀` )f:id:butterflyer:20200906224706j:plainミヤマシジミ黒点の中にかすかに青いスジがあります)

f:id:butterflyer:20200906224841j:plainヒメシジミ(青いスジはありません)

 わかりましたか?

 

エルタテハとヒオドシチョウ

f:id:butterflyer:20200907224635j:plainエルタテハ(とがり気味、白の点が下翅にあります)

f:id:butterflyer:20200907224917j:plainヒオドシチョウ(白の点が下翅になし、青点の縁がわずかにあります)

一般の方は実際に見ているとほとんど区別できません。が、エルタテハは標高1000m以上から現れるので、たいていはヒオドシチョウかと思います。

 

アカタテハヒメアカタテハ

f:id:butterflyer:20200907225114j:plainアカタテハ

f:id:butterflyer:20200907225248j:plainヒメアカタテハ(下翅にオレンジ模様の面積が多い)

ちなみにヒメアカタテハは世界で一番生息域の広いチョウ。世代交代を繰り返してなんとヨーロッパ北部からアフリカまで大陸間移動します!

 

ちょっと豆知識的になりましたが、似た者同士を紹介しました!

まだまだいますが、また今度アップしたいと思います( ´∀` )

お付き合いありがとうございました^_^