リベンジ!千畳敷カールのクモマベニヒカゲ
前回、長野県駒ケ根市の千畳敷カールに行った際、運悪くガスってしまい一切目的のチョウに出会うことができませんでした(´;ω;`)
今回(2020年8月14日)は心の中にてるてる坊主を何十個もつくり、晴れを祈って千畳敷カールへ!!
ロープウェイに乗る前に幸先よく、ツマジロウラジャノメが窓に!Σ(・□・)
このチョウは崖に生息する希少種!
さて、ロープウェイで山へ上がり、待っていたのは...
晴天と千畳敷カールの圧巻の美しさ!!
この景色を見た方々みな、「きれいだ」と口にする。
一生のうちにこれだけ美しい景色をあと何回みれるだろうか、という感傷に2分くらい浸り、すぐさま目的を思い出す!
登山の方はロープウェイを降り、左手の登山道へ。
そしてバタフライヤーは単身右手にある細い道を下っていく!
目的の剣ヶ池に到着。
この辺にいるという前情報をもとに探すこと10分。
むっ!あれか!高速で飛び去るクモマベニヒカゲらしきチョウを目撃!
されど、このチョウ、まったく花にとまらない!この辺りは観光客の方が結構いるので、もしかすると別の場所が良いかもとさらに5分ほど下る。
景色は最高。きれいな花と水が流れ、人通りも全くないこの場所。
この場所で腰を据えることに。数匹のクモマベニヒカゲが舞っているぞ!
そしてよく観察していると、クモマベニヒカゲは一定の道(蝶道)を通って訪花していた!
(下の赤い道が蝶道のよう)
5~15分に一回の周期で花を訪れるので、待ち伏せると!
ようやく10メートル先の花にて、クモマベニヒカゲをとらえた!
だが、近づいて撮ると予想外な出来事!
なんとクモマベニヒカゲ、シャッター音に反応して、飛んでいってしまう!!
加えて難しいことに5m以上近づくと人影や音に反応して飛んでいってしまう。
さらに晴天だと花にとまる時間はわずか数秒!
なので、クモマベニヒカゲをうまく撮るには、数秒の間に気づかれずに近づき、ピントを合わて撮るしかない!
この茂みで日差しを避けながら9時半から15時まで粘りながら、なんとか写真におさめることができたました( ´∀` )
以下、ざっと写真をのせました^_^
オレンジとジャノメ模様に白い筋の入った美しいチョウでございます( ´∀` )
長時間の撮影でなかなか体にこたえましたが、この美しい模様のチョウを撮っているときは疲れは吹き飛びます( ´∀` )
氷河時代に大陸と陸続きだった日本へと渡ってきたクモマベニヒカゲ。もともと寒冷地にいたため、日本では本州の標高1800m以上もしくは北海道の800m以上の高山帯でごく一部の地域にしか生息しないクモマベニヒカゲ。
200万年以上の間、世代を繰り返してこの地に生き残ったと考えると少し感慨深いですな( ´∀` )
またいつか撮りにいきたい( ´∀` )
そのときは山登りもしてみたいです。
では、明日から仕事、頑張ります!