松本市のオオゴマシジミ
2020年8月2日に松本市へオオゴマシジミという準絶滅危惧種のチョウを撮影に行きました!
オオゴマシジミはゴマ模様の斑点が可愛らしいとても希少なチョウで、チョウの愛好家にとても人気のチョウです( ´∀` )
AM8:00ごろ、オオゴマシジミのスポットにつくとすでに車が何台もとまっており、おじさんが網を構えて待ち構えておりました(採集の方がたくさんいるところなのですね)。
「オオゴマシジミ来ましたか」と聞くと
「今日はまだ見てないね。」
どうやら梅雨の影響で発生が今年は一週遅れていそうで、この日はまだ姿を見ていないという。
このおじさんは仲間内で来たらしく、愛知、岐阜、岡山、大阪などの同級生や蝶友?に連絡して今日きたという。
岡山のおじさんはとても親切でこのあたりとこのあたりがスポットで、蝶道になっているんだよと親切に教えてくれた( ´∀` )
愛知のおじさんとはチョウの話でとても盛り上がり、西表島の話をすると
「リュウキュウウラボシ撮った?」と聞かれ
「大富林道で撮りました!」
「そうか!林道の奥の方にしかいないんだよな!」
「そうなんです!小さすぎてハエかと最初思いました!」
「あのちらちら光る姿が独特だよね」
他にもツマジロウラジャノメという崖に生息する難撮影種の話になり、写真をみせると
「これは見事!綺麗なメスじゃーん。」
和歌山からきたおじさんも興味津々に
「どこにいたの?!!!」ときかれ、
「乗鞍高原のOOです!」と情報交換( ´∀` )
そんな話をしていると愛知のおじさんが突然
「きた!」
といい、一瞬でオオゴマシジミを見つけ、さっと採集されておりました!
すごい、神業か!早くて飛んでいる姿を見れなかった!
なんとしてもオオゴマシジミをカメラにおさめたかったので、おじさんに
「オオゴマシジミを一枚でいいから撮りたいっす!」
と相談し、待つこと1時間半......
「兄ちゃんきたぞ!」
なぬ!見慣れぬ飛び方のチョウが目に入る!あれか!
この崖の中腹の花にとまったよう!
若干大変でしたが、この草むらを登り、下からおじさんに指示してもらい、
「もうちょっと右だよー」
そしてついに発見した!人生初のオオゴマシジミと撮影!
これがオオゴマシジミか!黒のゴマ模様が美しい!
崖をくだり、
「おじさん、撮れました!ありがとうございます!」
「よかったな!これでまた一つ世界が広がったな!」
と感動を共有( ´∀` )
そしてこの日は数は少なかったですが他のポイントでも数頭撮影でき、
黒いゴマの点が可愛らしい!
ちょっとぶれましたが、中は青く光ります( ´∀` )
奥がメス、手前がオス。メスの方がひとまわり大きい!
そしてなんと交尾のシーンまで撮ることができました!
皆様、チョウの交尾や産卵のシーンは見たことありますでしょうか?
実はこうしたシーンは狙っても中々出会うことはできず、とてつもなく貴重な場面。
おじさんたちに見せると
「生まれて初めてオオゴマの交尾シーンをみた!これはすごい!」
「オオゴマ自体レアでさらにレアなシーン。レア中のレアや!」
「兄ちゃん、初めてで撮ったのか!もってるな~」
などなど、チョウ歴60年くらい?のおじさんたちも大絶賛( ´∀` )
ビギナーズラックのバタフライヤー。
うむ、とてもとてもいい日になった!
おじさんたちに
「本当にありがとうございました!」
とお礼を言い、この日はこれにて撮影終了。
またいつかおじさんたちに会える気がするな( ´∀` )
オオゴマシジミの開翅の写真は来年の楽しみ。
それではまた!