秋の訪れ
彼岸花やコスモスの花が咲き始めているのを見ると、夏ももう終わりかなと思います。
写真のチョウはオオウラギンスジヒョウモンと言います。ヒョウ柄の模様と、ヒョウモンチョウ類で大型の体型が特徴のチョウです。
オオウラギンスジヒョウモンですが、7月ごろに発生した後、実は一時夏眠し、姿を消します。この夏眠行動で暑さを凌いでいるのか、気温が下がり始める9月ごろに活動を再開します。
9月22日に撮影したこの写真はおそらく夏眠後のオオウラギンスジヒョウモンかと思います。
このチョウを見ると、「ああ、夏も終わりか。秋が始まったなぁ」としみじみ思ってしまいます。
(写真・解説)
2019年7月6日 新潟県見附 大平森林公園
2019年9月22日 東京都奥多摩 山のふるさと村
オオウラギンスジヒョウモン
★★★
6月から7月にかけて、発生するヒョウモンチョウ類の一種で、この種の中で特に大型です。森林や低山で姿をよく見かけ、標高の高いところではむしろミドリヒョウモンなどの方が姿が多いかと思います。夏、寒冷地以外の暖地では、夏眠し、一時姿を消します。気温が下がり、夏の終わり・秋の始まりになると再び活動を再開します。他のヒョウモンチョウ類に比べて、数が増えているような気もしており、少し郊外に行けば姿を見れるかもしれません。