butterflyer’s blog

エンジニアの蝶々日記。

高ボッチ高原のヒメヒカゲ

2020年8月1日に長野県塩尻市高ボッチ高原へ行きました!

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皆様この斬新な名前の高原をご存じでしょうか?

高ボッチの名前の由来は諸説あって、日本各地に伝承される巨人ダイダラボッチが腰を下ろして休憩した場所から因んだ、高いところにあるくぼ地から因んだ、または高山をアイヌ語の巨人「ボッチ」から例えたなどなど。

 

さてさて、雑学はさておき、バタフライヤーの狙いはもちろん、チョウ!

絶滅危惧Ⅰ類(★★★★★)で日本のチョウで最も珍しい種のヒメヒカゲを撮影しに!

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山頂まで、草原の中、整備された木道を歩くことができます( ´∀` )

この日は松本は33℃ありましたが、高ボッチ高原はなんと23℃!

涼しくて気持ちい!

 

歩くこと30分。

むっ見慣れぬ飛び方のチョウ!

草むらでひらひらと飛んでいるのはもしや!!

 

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おりました~!!もう少し苦戦するかと思われましたが、案外すぐに見つかりました( ´∀` )

チョコレートのような色をしているヒメヒカゲ。ジャノメ模様がとても可愛らしいのが特徴です。

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開くと模様がほとんどないのもまた面白い。ちなみに裏上翅のジャノメ模様には個体差があって、オスでは0個のものもあります。よく見ると面白い( ´∀` )

 

普段は地味なので注目されないジャノメチョウ科。

でもよく見ると、小さな違いがあり、模様や飛び方、生息地など奥が深い。

気に入ってくれたでしょうか?( ´∀` )

 

ではまた次回!

去年のリベンジ!コヒオドシ編

昨日今日と長野県の塩尻、乗鞍、松本へと車を走らせ、バタフライ撮影へ行って参りました!

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塩尻の高原山頂途中からの諏訪湖

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乗鞍高原



この二日間で様々なチョウたちに出会うことができました( ´∀` )

色々ありすぎて一度に話しきれないほどの体験でしたので、少しずつ行きます(笑)

 

今日の紹介はコヒオドシ!!

去年、上高地にて撮影はできたのですが、翅を開いた瞬間を取り逃がしてしまいました。

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これだけ見ると全く伝わらないコヒオドシの美しさ(;´Д`)

 

今年こそはと機会をうかがい、松本市上高地手前の県道へ。

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ここは別のチョウ(次回に紹介)の産地として有名な場所で、すでにおじさんたちがおりました。

チョウをとって、数十年の大ベテランのおじさんたち。定年退職し、今は夏になるとチョウを追っているいう。

このおじさんたちには今日、とてもとてもお世話になり大感謝でしたが、それはまた次回。

 

おじさんに

「コヒオドシもこの辺に来るんですかねーー」

と何気なく聞くと

「コヒオ?すぐ後ろの花によく来るよーー。あとは道沿いによくとまるよー。」

 

 

 

そんなばなな.......

そんな道沿いにすぐくるなんて......

 

 

 

 

 

 

 

 

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いたーーー!!

裏と表のギャップはいかがでしょうか?( ´∀` )

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 実物はとてつなくきれいで感動し、写真でもその美しさが際立ちます!!

初めて開翅した写真をとれ、去年のリベンジを果たせて大満足( ´∀` )

おじさん、ありがとう!

 

ふと、スマホで歩行距離を見ると、2日間で19.3kmΣ(・□・)

よく歩いたな!!

やっぱり夏の長野県は最高ですな。

以上、コヒオドシ編でした(^。^)

次回もお楽しみに( ´∀` )

まだまだマダラ③

石垣島を代表するチョウと言えば、日本最大級のオオゴマダラ( ´∀` )」

オオゴマダラは大きいもので13㎝にもなって、実物をみても本当に大きい!!

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翅を開いた瞬間は圧巻、美しさと大きさに感動します( ´∀` )」

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石垣島の町中でも見かけるオオゴマダラ

写真の花のホウライカガミは、オオゴマダラの食草。

実は石垣島の方々がオオゴマダラのために、ホウライカガミを町中のいたるところに植えてくれております。

オオゴマダラへの愛を感じますな( ´艸`)

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西表島でも元気に飛んでおりました。

県道をひらひらと、ホウライカガミめがけて飛んでいきました( ´∀` )」
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西表島は自然豊かでいいねえ~~

 

油断して車を走らせていたら、車道に木の棒のようなものが見えて。

近くまで走らせてようやく気付きました

 

ヘビーーーーーーーーーーーーーー!!!

 

慌ててハンドルを切ったが、尻尾だけ踏んでしまった!!

 

ドンドンっ!!!

 

すまん!!

良かった動いた!!

 

後で宿のおじさんに聞いたら、毒蛇ではなくサキシマスジオという無害のどでかい蛇でした~ 木を登るらしい.......Σ(・□・;)

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あっ民家の横にカメ(╹◡╹)

自然豊かだの~~

 

オオゴマダラ&八重山野生観察、中々良いですな^_^

ではまた( ´∀` )

水飲み場の座談会

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石垣島の希少種が一堂に会するのが、この水飲み場( ´∀` )

去年、バタフライヤーが車でぐるぐるぐるぐる回って見つけた場所、今年も大混雑(゚∀゚)

チョウたちは水を飲んでいるときは結構おとなしいのだな。
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ものすごい数のタイワンキチョウ!!

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ミカドアゲハの後ろにヤエヤマカラスアゲハ。近いな(笑)

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ぶれてしまったが、驚くほどきれいなのがツマベニチョウ( ´∀` )」次回はぶれずにとりたいね。

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水飲み場の近くの花にもたくさんのチョウ。ヒメアサギマダラさん。

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ヤエヤマイチモンジのメスとオスは模様が異なります(上が♀、下が♂)

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ナミエシロチョウは初めて撮れました( ´∀` )」

白と黄色が中々おしゃれなチョウ。

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おなじみのスジグロカバマダラ

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ツマムラサキマダラのメスと
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オス。青色が鮮やかやな~

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羽ばたくと特に青色にきらめく!一度見てほしいですな( ´∀` )」

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小さいオジロシジミもおります。

水飲み場の近くは様々な蝶たちがおり、カメラで撮るのが忙しい!!

よく見ると八重山にはミドリ色の蝶がいないこともまた興味深い^_^

 

八重山の蝶たち、次回に続きます^_^

高山の美しきミヤマシロチョウ~2020年7月19日 つつじ平~

湯の丸高原の池の平湿原にて、撮影していたおじちゃんに

「あっちの山にミヤマシロはいますかね?」

と尋ね、

「登ったところにいるかもね。天気が良ければ飛んでるよ。」

と聞いたので、ミヤマモンキチョウ撮影後、急ぎ近くの山へ移動!

 

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牛がかなりの数、放牧される!!

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通常40分のところを25分で登りきる!

つつじ平というところで

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チョウも出てきたぞ!

 

歩き始めて、すぐに白いチョウが目に入った!

 

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やっぱり!
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 ミヤマシロチョウ~~!!!

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一見普通のモンシロチョウやウスバシロチョウのように見えますが、ミヤマシロチョウは本州中部の標高1200~2000m付近にしか生息しない絶滅危惧種( ´∀` )

 

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とてもとても珍しいミヤマシロチョウがたくさん!!!

元気な姿を見れてよかったよかった( ´艸`)

 

満足いったところで、山を下り、

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また来いよと言うように?飛び去ったミヤマシロチョウ( ´艸`)

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さらば、湯の丸高原。また来年これるかな( ´∀` )

青空の池の平湿原にて~ミヤマモンキチョウ撮影~

先週、梅雨の晴れ間を縫って訪れたのは長野県の池の平湿原。

去年も8月に訪れ、高山蝶がこんなにいるんだ!と驚いたことを覚えております( ´∀` )

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 池の平湿原は木道が敷かれ、とても歩きやすく気持ちのよいところ。標高はなんと2000mもあるので、とても涼しい( ´∀` )

そして、バタフライヤーの狙いは高山蝶の代表格で準絶滅危惧種のミヤマモンキチョウを撮影すること( ´∀` )

池の平湿原の一番奥の一角がどうやら狙い目のようで、行ってみると、さっそくミヤマモンキチョウを発見(意外といっぱいいる!!)

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普段目にするモンキチョウのように見えますが、ピンク色の縁毛があるのがミヤマモンキチョウの特徴( ´∀` )

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ピンクのオーラを纏ったような縁取り。

そうみていると、可愛らしく見えてきますでしょうか?( ´∀` )

 

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メスは白い色をしております( ´艸`)

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きれいやな~

ペアのシーンもとれました( ´∀` )

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初めてのミヤマモンキチョウに大満足( ´∀` )

 

このあと、ミヤマシロチョウというもう一種珍しいチョウも撮れましたがそれはまた次回に( ´∀` )

灼熱のジャングルを行く!!リュウキュウウラボシシジミを探せ!!

西表島を訪れた目的の一つにリュウキュウウラボシシジミの撮影がありました!

沖縄本島の北部と西表島に主に生息する準絶滅危惧種のチョウであります( ´∀` )

図鑑でみるとなんとも可愛らしいクロボシ模様が特徴のチョウ。

 

いざ、リュウキュウウラボシシジミの旅へいかん!

とっその前に朝、宿で腹ごしらえ!

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宿のおじさん曰く、

女子たちが「きゃーおいしい!!」と叫びながら食べるという島フルーツ。

ただ、バタフライヤーにとっては、リュウキュウウラボシシジミのためのエネルギー源。心の中で「うまいな」と言って黙々と食べる(笑)

 

気を引き締めていざいかん、リュウキュウウラボシシジミ探しの旅!

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それにしても

あち”いいいいいいい

焼けるーーーーー

もはや燃えるーーー

 

このハトは堂々と車道の電柱の日陰を独占。

暑すぎるのか、なんと車が来てもどかない(笑)

お前がどけと言っているようΣ(・□・)

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林道は灼熱!!日陰をたどりながら歩かないといけません!

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油断して歩ていると、ガサゴソガサゴソと音が聞こえ、どでかいカニが出てきたり

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体長20㎝くらいのセマルハコガメが出てきたり。

 

うーあれはなんだと思ってみたら

あっイノシシか。

 

イノシシ!!!

すぐに逃げていくれたので一安心。

 

それも束の間、林道を歩いていると急に鳥が低空飛行で飛んできて、寸前でお互いに何とかかわす!!

危ない........

(次回は同行者が欲しい.....)

 

途中、リュウキュウウラボシシジミではないですが、タイワンクロボシシジミがおりました!中々おしゃれな模様(笑)

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リュウキュウアサギマダラツマムラサキマダラは仲良く吸蜜中。

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イシガケチョウ

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タイワンキチョウ

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このチョウはヒメアサギマダラ。リュウキュウアサギマダラよりも少し黒茶色っぽいなのさな( ´∀` )

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展望所から見える景色はまさにジャングル!

アマゾンにいるといっても過言ではない!!
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さて、灼熱の中をあるくこと4km.

そろそろ引き返そうかとかと思い始めたころ。

茂みの向こうでちらちらと光る生き物が目に入りました。

最初はハエかと思ったのですが、よーーーーーく見ると、あれ?チョウじゃない?

写真をとってみると、黒い斑点模様が!!!

これはリュウキュウウラボシシジミやーーー!!!

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いざ、カメラを構えてシャッターを切ろうとした瞬間!!!

ぎゃーーー!!

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このトカゲが飛んできたーーー!!!

今1mくらい飛んだよね?Σ(・□・;)

おかげでまた写真がぶれた!

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再び気を取り直して!

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これがリュウキュウウラボシシジミです!

小さな黒点がきゅーとなチョウであります( ´∀` )

写真ではとても大きく見えますが、1円玉より小さいかなと思うほどの大きさ。

バタフライヤーがみた中では最も小さい、こりゃいても見つからないはず。

ようやく撮れて、大満足^_^

 

それにしても、1日の中で野生イベントがありすぎて、とてつもない経験となりました(゚∀゚)

人生の中でこれほどにない貴重でハラハラで暑くてファンタスティックな日。

たぶん、一生忘れないでしょう笑笑

 

では、また次回のチョウたちもお楽しみに( ´∀` )