真夏の敗戦
今年のお盆休みに乗り込んだ人生初めての上高地。狙いはもちろん、上高地にいる珍しいチョウ!!
その名はコヒオドシ!!
北海道を除き、長野県の県境にしない本州では幻のチョウ!!!!
AM7:00に上高地バスターミナルにつき、意気揚々と歩き始めました。
待ってろよ、コヒオドシ。
いつもならゆっくりとるアサギマダラもスルーして、
くっコムラサキでタイムロス!!急げコヒオドシ!!
ミドリヒョウモンを背に
(1枚目が♀、2枚目が♂. ♂♀で模様が違います)
惜しいぜ、これはエルタテハ!!!
そうして歩くこと10km.......
何の変哲もない道。
突如現れた、小さなチョウ。
!!!!!!!!
コッコッコッコッ
コヒオドシーーーー!!!!
さて、コヒオドシとの感動の対面もつかの間、重大な問題が...それは
翅を開かない!!!!!
コヒオドシは翅を開くとオレンジ色の大変綺麗な模様を持つのですが、待てど待てど、開かない。
1分
2分
3分
5分......
あっ逃げた!!
結局この日は、コヒオドシが飛んでくるスポットに2時間ほど待ち伏せしたのですが、翅を開くことなく、あえなく敗戦....
初日と合わせ、計36.6kmのウォーキングと900㎞のドライブにて、上高地・コヒオドシ探しの旅も幕を閉じました。
何としても来年はとってやる、そう決意した上高地でした。
待ってろよ、コヒオドシ。
(写真・解説)
コヒオドシ
★★★
翅を開くとオレンジ色の模様をもつ、大変綺麗なチョウ。北海道では全域に生息するが、本州では長野県の県境にしか生息せず、目にできる機会はほとんどない。コヒオドシは1500m標高の山地で発生するが、気温の暑い夏は避暑地に行くように2500m級の山に避難して夏を過ごす。また飛び方は大変敏捷で、写真を撮るために近づくことが大変難しい。上高地で観察した様子では、10:00~12:00の間に吸蜜に現れ、それ以降の時間帯では姿が見られなかった。