butterflyer’s blog

エンジニアの蝶々日記。

ヒメを訪ねて3000km

時は西暦2019年4月29日. 

世間は平成から令和へと元号がかわるぞと

新時代の幕開けにみな胸を躍らしているころ. 

 

ここ、長野県北安曇郡小谷村の山道にて、

ついにその瞬間は訪れた。

f:id:butterflyer:20190805214313p:plain

(2019年4月29日 長野県小谷村 AM9:49)

 

f:id:butterflyer:20190806211036p:plain

彼は初めてヒメギフチョウの写真を撮った.

蝶々愛好家でもある彼の父も実はヒメギフチョウを見たことはなく、

彼にとってこの写真はそう

まさに新時代の幕開けとなる写真であった...

 

 

 みなさんこんばんは。

今年のGWに初めてヒメギフチョウの探索・撮影に挑みました。

10泊11日の旅、総走行距離3000km, 総歩行距離約140km.

神奈川から青森までの長い旅でした。

 
思い出話はさておき、ヒメギフチョウは春先に姿を見せる蝶々です。

黄色の羽模様が非常に美しく、飛ぶ姿も軽やかにとびます。

まだ撮ったことはありませんが、カタクリの花で蜜を吸うことで有名です。

蝶々の業界ではかなり有名で愛好家も多数存在しています。

 

 f:id:butterflyer:20190806211812p:plain

 ヒメギフチョウが吸蜜を行うカタクリの花

 

 

 皆様もぜひ黄色いヒメさんを訪ねて旅に出てみるのはいかがでしょうか。

 

蝶々界の本田翼

本田翼、27歳、女優。愛称はばっさー

きれいなルックスと定評のある演技力

 

蝶々界にもばっさーことヒオドシチョウがいます。

f:id:butterflyer:20190805220645j:plain

 

f:id:butterflyer:20190805220720j:plain




f:id:butterflyer:20190805134743j:image
f:id:butterflyer:20190805134733j:image 2019年4月13日 新潟県小千谷市

表は鮮やかなオレンジ、ルックス◎

裏はまさに木の葉、演技力◎

これはばっさー?!

ばっさーたる所以は実はこれだけではありません。

「バサバサバサバサバサ、ばさばさばさ、ばさばさばっさー、ばっさー」。

実はヒオドシチョウは羽音が鮮明に聞こえます。

普通蝶は羽ばたく音は聞こえません。

ですがこの蝶々界のばっさー(オヤジギャグかい!)はひと味違います。

 

どうでしょうか。

ルックス・演技力・ばっさー

これはまさにヒオドシチョウです。

 

 

ちなみに

ヒオドシチョウがみられるのは春先。実は6月ごろに羽化したあと、休眠しそのまま冬を越して春に活動を再開するそうです。

 

ぜひ春の山にばっさーをみに行ってみてください。 

見上げよ アルペン 歩け 男子

f:id:butterflyer:20190804165713j:image

 

f:id:butterflyer:20190804165746j:image

ミクリガ池を朝眺め、出発。

快晴の室堂から、立山向けて歩きます。

f:id:butterflyer:20190804165229j:image

歩きます

f:id:butterflyer:20190804170330j:image

f:id:butterflyer:20190804170407j:image

まだ残雪あり。

f:id:butterflyer:20190804170439j:image

歩きます。

f:id:butterflyer:20190804170540j:image

f:id:butterflyer:20190804170738j:image

山小屋(一の越)が見えて来ました

f:id:butterflyer:20190804170812j:image
f:id:butterflyer:20190804170816j:image

一の越到着。

立山山頂まであと一時間。

体力が厳しそうなので、ここで折り返し。

 

それでも道中、一の越からの景色は絶景。

f:id:butterflyer:20190804171039j:image

f:id:butterflyer:20190804171236j:image

下ります。
f:id:butterflyer:20190804171247j:image
f:id:butterflyer:20190804171229j:image
f:id:butterflyer:20190804171240j:image
f:id:butterflyer:20190804171221j:image

下りきった! 

最後は日本で1番高い位置にあるみくりが池温泉に入り、大満足。

 

f:id:butterflyer:20190804171451j:image
f:id:butterflyer:20190804171446j:image

 

立山連峰は岩肌と高山植物と雪があわさってきれいな山肌を持ってるようです。

北アルプスの2500mくらいから木が生息できない環境(森林限界)になってしまうため、木以外の植物しか生息できないようです。

 

f:id:butterflyer:20190804172924j:image
f:id:butterflyer:20190804172849j:image

昨日の夜景をみて

今日はこの辺で。

黒部立山 1日目 感動しました!

圧巻です。

黒部ダム

f:id:butterflyer:20190803181534j:image

父と黒部立山へ旅行に来ております。

f:id:butterflyer:20190803181507j:image

f:id:butterflyer:20190803181446j:image

 

f:id:butterflyer:20190803181339j:image

f:id:butterflyer:20190803181422j:image

ロープウェイで室堂へ

f:id:butterflyer:20190803181208j:image

立山連峰は圧巻です。

f:id:butterflyer:20190803181145j:image

f:id:butterflyer:20190803181317j:image

左の山が立山

f:id:butterflyer:20190803181034j:image

f:id:butterflyer:20190803181331j:image

 

感動しました。

ひらけた景色、澄んだ空気、気温は20℃の避暑地。

山、青空、ダム、虹、風。

 

今夜夜景ウォッチに挑戦してきます。

 

初恋 開けゴマ 青いヒメさん 

 彼には好きな子がいるらしい。こっそり彼女を目で追ってしまう。


f:id:butterflyer:20190802213939j:plain

初恋かもしれない

ありのままをみせよう

開けゴマ

f:id:butterflyer:20190802214241j:plain
2018年8月17日 戦場ヶ原 ヒメシジミ

 

 

f:id:butterflyer:20190802214649j:plain

2019年7月20日 岩木山

 

今夜の主役はシジミチョウ科のヒメシジミ(準絶滅危惧種)。

裏側はオレンジのラインとゴマのような点。表側は裏とは一転、青色で美しい模様。2cmばかしの小さな青いヒメさんです。

 

しかしヒメさんの本当の姿は実は魔将のチョウかもしれません。

というのは、シジミチョウ科のチョウの幼虫は蜜腺と呼ばれる蜜を分泌する部分を体にもち、その蜜をアリに吸わせ、アリを身の回りに随伴させます。アリは蜜を受け取るかわりに、蝶の天敵である寄生虫ハチ・ハエ類からチョウの幼虫を守ります。

一見GIVE&TAKEの関係。ところが近年の研究で、幼虫の出す蜜には一種の薬物成分が含まれて、アリの移動性が低下し攻撃性が増すように作用し、アリを強制的に留まらせチョウの都合のよいように行動を操っている可能性があるとのこと。

 

信じるか信じないかは。。。

 

ちなみに

このヒメさん、実は結構珍しく九州でほぼ絶滅していて、本州でも長野や山形や青森などの背狭い地域に生息しています。

意外と見つけるのは難しいかもしれません。

 

では今夜はこのあたりで。

 

参考文献:美しい日本の蝶図鑑, 矢後勝也 工藤誠也, ナツメ社

フィールドガイド 日本のチョウ、誠文堂新光社

 

コノハチョウ Kallima inachus 準絶滅危惧

本日紹介する蝶は写真の通り、まるで木の葉のような形をしていることからコノハチョウといいます。薄暗い林縁や林間に生息していて、じっとしているときには木の葉と判別がつかず見つけるのはかなり難しい。

ところがひとたび羽を開くと青色とオレンジ色のなんとも不思議な模様が姿を現します。羽をひらいた姿を初めてみたときは圧巻、小学生のころから図鑑では知っていましたが、実物はこれほどとは。。

コノハチョウのように自然物に体を擬態することをマスカレード(扮装擬態)というそうです。

ちなみにコノハチョウは沖縄では天然記念物なので採集は禁止されています。


f:id:butterflyer:20190801232005j:plain

2019年6月28日 石垣島 

f:id:butterflyer:20190801232024j:plain

2019年6月28日 石垣島

このコノハチョウはどうやら木にとまった直後、数十秒から数分おきに羽をひらいてくれました。

 

f:id:butterflyer:20190801233049j:plain

2019年6月28日 石垣島

 

夏、石垣島に行く場合は6月末から7月1週目がおすすめです。沖縄の梅雨明け(平均は6月23日)後かつ台風の影響が少ないタイミングがちょうどそのあたり。飛行機も安い(4か月前にとりましたが羽田ー石垣往復で2万7千円)。

それと石垣島天文台で教えてもらいましたが、梅雨明けとともに天の川は見えるとのことで、川平湾で夜景撮影(2枚目が天の川?)。

こちらも圧巻の夜空。あまりにも星がきれいでこんなにも空を眺めていたことはないというくらい空をみていました。

 

f:id:butterflyer:20190801235300p:plain

2019年6月30日 川平湾
f:id:butterflyer:20190801235238p:plain

2019年6月30日 川平湾 (きの左上から斜めに伸びている星群が天の川?かと)

 

話が脱線しました、石垣島でのコノハチョウはぜひおすすめの蝶です。

今週末から黒部ダムへと旅に出てきます。

 

以上

Introduce 蝶 初めまして

神奈川県在住

29歳

エンジニア。

趣味は

Butterfly 

Badminton 

Butting Ceneter

Karaoke

です。

 

このブログではひとまず最近ハマっているButterfly 蝶の写真撮影についてちょこちょこ紹介していこうかと思います。

 

 

f:id:butterflyer:20190801001616p:plain

2018 年8月4日 入笠山

 

一匹目の蝶はアサギマダラです。この蝶は”旅”をする蝶として有名で、春から夏にかけて北方へと移動し、晩夏から秋になると南方へと移動します。その距離なんと2500㎞(和歌山県→台湾)におよぶものもいるそうです。

飛び方は非常にゆるやかで、ほとんどはばたかず羽を広げて風にのって飛んでいきます。よく目にするのは高山1000m~2000m級の山で花があるところに群飛しています。

高山で目にする蝶の中では警戒心が薄い?のなか、ゆっくり近づけば近くでかなり綺麗な写真が撮れます。

 

ちなみにアサギマダラとの出会いは小学生のとき(今から20年くらい前)で、父と蝶の採集をしに静岡県の伊豆の林道を歩いていたときです。軽やかにとび見たこともない白黒茶の蝶を目にし、崖になっているところの木の葉にアサギマダラがとまりました。父がガードレールに片手をおき、もう一方の手で網を目一杯(2mくらい)のばして捕まえ、二人でやったやったと大喜びしたことを覚えております。

 

 といったところで本日はお開きに。。