butterflyer’s blog

エンジニアの蝶々日記。

道中のチョウたち

さてさて、秋のチョウを探して早いもので3週間も経ってしまいましたΣ(・□・;)

初めに行った山梨県釜無川は8月の猛暑の影響で、植物が干上がり、チョウも姿を見せず。

次に千葉にいくと、長梅雨の影響でがけ崩れがおきており、目的の場所にたどり着けず。。

さらに浜松では、通った道ががけ崩れでふさがるアクシデント!!

昨日は河原で思いっきり転んで、肘が痛い!!

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色々と起きたこの3週間。

 

そして、本日、山梨県金川にてようやく目的のチョウを見つけることができました(´;ω;`)

感無量でございます!!

長いトンネルを抜けたような気分。

 

そのチョウを紹介する前に道中にいたチョウたちをまずは!

f:id:butterflyer:20200920003945j:plainツマグロヒョウモンf:id:butterflyer:20200920003952j:plainアカボシゴマダラ

f:id:butterflyer:20200920004055j:plainアカボシゴマダラの飛翔

f:id:butterflyer:20200920003948j:plainコムラサキ

f:id:butterflyer:20200920004117j:plainキタキチョウ

 

秋口でも色々な色で鮮やかなチョウたちがまだまだおります。

意外とみなさまの周りにも、チョウたちがいるかもしれません。

 

次回はいよいよ秋のチョウを紹介しようと思います( ´∀` )

 

秋の気配:生田緑地園にてクロコノマチョウ 2020年9月10日

今日は仕事を早く上がったので、車を走らせて、神奈川県川崎市にある生田緑地園に行きました( ´∀` )

園内は一種するのに1時間はかかり、アップダウンも結構あります。

 

園内を歩いていると、ところどころにチョウたち。

f:id:butterflyer:20200910210617j:plainミスジ

f:id:butterflyer:20200910210642j:plainキタテハ

ミスジもキタテハも秋になり始める時期にも数が増えます。

まだまだ残暑で暑いですが、チョウを見るともう秋だなと感じます( ´∀` )

 

歩いて奥の方にいくと、ホタルの里というところがあります。

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ここでは、ジュズダマという植物がたくさんあり、おそらく晩夏のクロコノマチョウがいると踏んで17時ごろに見回りに。

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ぱっととんだ姿が見え、ゆっくり近づくとジュズダマの葉の下におりました!

f:id:butterflyer:20200910210240j:plainf:id:butterflyer:20200910210243j:plainf:id:butterflyer:20200910210247j:plain

 枯れ葉にしか見えないクロコノマチョウです( ´∀` ) 

クロコノマチョウは実は僕が子供のころには、いなかった南方系のチョウ。温暖化とともに分布が関東まで広がったチョウの一つです。神奈川も暖かくなってきたきたんだな。

 

クロコノマチョウを探しているときに、しきりにルリタテハが撮ってほしそうだっとので、パシャリ笑

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秋はすぐそこにきているようです。

来週からは秋のチョウたちを探す旅に出ようと思います( ´∀` )

 

ではまた!

似たもの同士

チョウたちには似た者同士が多数存在します。

これらの種類を見分けるのが、中々楽しいもの。ちょっとだけ紹介^_^ 

 

ルリタテハとキベルリタテハ

f:id:butterflyer:20200907225759j:plainルリタテハf:id:butterflyer:20200907225706j:plainキベルリタテハ

なんとなく縁取りでわかりますが、開翅すると違いがよくわかります( ´∀` )

f:id:butterflyer:20200906221351j:plainルリタテハf:id:butterflyer:20200906221127j:plainキベルリタテハ

ちなみにキベルリタテハは標高1500mくらいから生息するので、低地では中々お目にかかれないのですな。

 

ミヤマモンキチョウモンキチョウ

f:id:butterflyer:20200906221759j:plainミヤマモンキチョウ(ピンクの縁取りが特徴)

f:id:butterflyer:20200906221937j:plainモンキチョウ

ぱっとみた目はほとんど変わらない両者

f:id:butterflyer:20200906222234j:plainミヤマモンキチョウf:id:butterflyer:20200906222031j:plainモンキチョウ(黒模様の中に斑紋)

開くと斑紋で区別ができます。

ミヤマ=深山からミヤマモンキチョウは山奥にいるなと想像がつきます。このミヤマモンキチョウ東御市湯ノ丸高原に生息している高山蝶。

 

クロテンシロチョウとヒメシロチョウ

f:id:butterflyer:20200906222450j:plainクロテンシロチョウ

f:id:butterflyer:20200906222542j:plainヒメシロチョウ

写真にとると、真っ白なのがヒメシロチョウとわかります。ですが、実際に飛んでいる姿は瓜二つ。地面すれすれをひらひらと飛び、中々とまってくれないのです( ´∀` )

 

ミヤマカラスシジミとカラスシジミ

f:id:butterflyer:20200906222705j:plainカラスシジミ

f:id:butterflyer:20200906222629j:plainミヤマカラスシジミ

ここまで似るともう同じに見えますね( ´艸`) オレンジ色の模様の隣にある黒点の形に違いがあります。

 

クモマベニヒカゲとベニヒカゲ

f:id:butterflyer:20200906223006j:plainクモマベニヒカゲ(目玉模様が多い)

f:id:butterflyer:20200906223535j:plainベニヒカゲ(目玉模様が少ない)

両者とも標高の高い草地でないと生息できない高山蝶。

この2種の見分け方は簡単、体によって来るのがベニヒカゲ。すぐ逃げるのはクモマベニヒカゲ( ´∀` ) なので以下はベニヒカゲww

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アゲハチョウ(ナミアゲハ)とキアゲハ

f:id:butterflyer:20200906223720j:plainアゲハチョウ

f:id:butterflyer:20200906224113j:plainキアゲハ(翅の付け根が黒い)

身近ないろいろな場所でいる両者。意外と知られていないですが、標高が高くなると、アゲハチョウよりキアゲハの方が数が多くなります。標高を上げて、「この辺からキアゲハか」と観察するのがひそかな楽しみ( ´∀` )

 

ヒメシジミとミヤマシジミ

f:id:butterflyer:20200906224713j:plainミヤマシジミ

f:id:butterflyer:20200906224835j:plainヒメシジミ

表の模様ではほぼ一緒の両者。

裏翅でぎりぎり区別できます( ´∀` )f:id:butterflyer:20200906224706j:plainミヤマシジミ黒点の中にかすかに青いスジがあります)

f:id:butterflyer:20200906224841j:plainヒメシジミ(青いスジはありません)

 わかりましたか?

 

エルタテハとヒオドシチョウ

f:id:butterflyer:20200907224635j:plainエルタテハ(とがり気味、白の点が下翅にあります)

f:id:butterflyer:20200907224917j:plainヒオドシチョウ(白の点が下翅になし、青点の縁がわずかにあります)

一般の方は実際に見ているとほとんど区別できません。が、エルタテハは標高1000m以上から現れるので、たいていはヒオドシチョウかと思います。

 

アカタテハヒメアカタテハ

f:id:butterflyer:20200907225114j:plainアカタテハ

f:id:butterflyer:20200907225248j:plainヒメアカタテハ(下翅にオレンジ模様の面積が多い)

ちなみにヒメアカタテハは世界で一番生息域の広いチョウ。世代交代を繰り返してなんとヨーロッパ北部からアフリカまで大陸間移動します!

 

ちょっと豆知識的になりましたが、似た者同士を紹介しました!

まだまだいますが、また今度アップしたいと思います( ´∀` )

お付き合いありがとうございました^_^

石垣島・西表島のシジミチョウたち 撮影記録

石垣島西表島には、オオゴマダラツマベニチョウツマムラサキマダラなど様々な美麗種たちがおります( ´∀` )

今回はあまり注目されませんが、八重山シジミチョウたちを載せました( ´∀`)

 

オジロシジミ

f:id:butterflyer:20200902223651j:plain2020年7月10日、石垣島

f:id:butterflyer:20200902225218j:plain2019年7月1日、石垣島

海岸沿いの草地や水辺の横の草地に生息しております。本州にいるチョウかなとよーく見てみると、あれこのチョウなんだろ?となりました( ´∀` ) 生息地は意外と局地的で石垣島で確認したのは2か所のみ。

 

ルリウラナミシジミf:id:butterflyer:20200902223227j:plain2020年7月10日、石垣島

f:id:butterflyer:20200903212747j:plain2020年7月13日、西表島

表側は瑠璃色に輝く美麗種(開翅の写真がないのが残念!)で、石垣島西表島の広範囲に生息しております。林道や草地、海岸線の草地などなど。

 

ヒメウラナミシジミ

f:id:butterflyer:20200903203104j:plain2020年7月10日、石垣島

八重山にいるとても小さなシジミチョウ。普通種ですが、見つけるのが大変!初めはチョウであることに気づきません!ちなみに八重山にはウラナミ系のチョウがたくさんいて、これらは南方系のチョウなんですね。

 

タイワンクロボシシジミ

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f:id:butterflyer:20200903203539j:plainともに2020年7月、西表島

八重山の普通種で、白色に黒い斑点が可愛らしいチョウ。西表島では林道沿いの木の葉の上で見つけました( ´∀` ) 気温が低いときと高い時で、翅の模様に変異があるそう。

 

アマミウラナミシジミf:id:butterflyer:20200903204045j:plain2020年7月11日、石垣島

ルリウラナミシジミととてもよく似る種ですが、翅の丸みや白線模様、表翅の色から識別できます。ぱっとみは地味ですが、小さく丸っこい姿が可愛く思えてきます( ´∀` )

 

クロマダラソテツシジミ

f:id:butterflyer:20200903204604j:plain2020年7月12日、西表島

ソテツを食べるシジミチョウなので、クロマダラソテツシジミ。ソテツが植えられてた付近の草地や木々に生息しております。移動性が高いチョウで、本来は日本に生息していなかったが、1992年以降観測されるようになったとのこと。

 

リュウキュウウラボシシジミ

f:id:butterflyer:20200903205334j:plain2020年7月12日、西表島

黒い点がきゅーとな琉球シジミチョウ。日本のチョウの中では最小クラスの小ささで、一見チョウが飛んでいるように見えない。西表島の林道奥に生息する。日中は薄暗い林内をひらひらと飛び、あまり日光が差す場所では見られない。

 

シロウラナミシジミ

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f:id:butterflyer:20200903213029j:plain2020年7月12日、西表島

白い線がくっきり見えるチョウ。シロウラナミシジミは迷チョウで、八重山に定着しているチョウではなく、偶発的に発生するチョウです。西表島では北側と南側の林道の2か所で発生しておりました!

 

まだまだ八重山シジミチョウがいるので、来年の撮影で紹介したいと思います^_^

北富士演習場のヒメシロチョウ 2020年8月30日

 山梨県の富士山麓にある北富士演習場にて、チョウ撮影を行いました!

北富士演習場は陸上自衛隊の演習場ですが、日曜日は一般公開日で、立ち入ることができます( ´∀` )

ここでは、ヒメシロチョウという絶滅危惧Ⅱ類の希少種の撮影を行いました!

 

北富士演習場の正面ゲートから道沿いに進んでいくと、広大な草地が広がり加えて富士山が見えます!
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さすが富士山の麓なだかあって、すごい景色!

しばらく走っていると雲も消え

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壮大ですな( ´∀` )

ちなみにコンクリートに舗装されたところがないので、走ると車がどっかんばったんいい、泥だらけになります。。。

 

さてさて、草地を見ながらしばらく歩いていると、ひらひらと白い姿のチョウが!

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すすきのなかに間違いない、ヒメシロチョウ!

ところがどっこい、ヒメシロチョウはまったくとまらないことで有名。

 

待て待て~

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今度はこっち~

次はあっち~

待て待て~

.....

疲れる!笑

 

これじゃ埒が明かん!笑

よ~く観察しヒメシロチョウを眺めていると。

移動しながらなんとなく一定のコースを飛んでいるように見えました!

なので狙いをつけ草むらで待ち伏せ待ち伏せ

そして、やっと来ました( ´∀` )

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モンシロチョウににていますが、ひとまわり小さくヒラヒラとした飛び方をします。

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真っ白な姿はとても美しい!

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飛んでいる姿をとるのも中々楽しく難しい!!

 

まだまだ撮りたいところでしたが、午後からバドミントンの試合のため、本日はここまで。また来年、今度は7月とお盆の最盛期にまた富士山麓に行きたいと思います( ´∀` )

 

ではまた!

本栖高原にて今年の目標達成!!

さて、8月15日にチョウの宝庫呼ばれる富士山麓の本栖高原へ撮影に行きました!

本栖高原を知ったのはつい最近、”ヤマキチョウ”という希少種の生息地の一つとして知りました(ヤマキチョウにはまだ出会えていません(´;ω;`))。

 

そして困ったのは、本栖高原への入り口は実は地図上に存在しませんΣ(・□・;)情報としては本栖湖近くの国道139号沿いということのみ。3日間くらいネットのわずかな情報とGoogle Mapとにらめっこし、いざ出陣!

 

現地では場所を行ったりきたりしましたが、何とか入り口の林道と看板を見つけ、いざ本栖高原へ!

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右手奥に見えるのが富士山。さすが富士山麓の高原。それにしても草がぼうぼう(笑)

当然ですが、チョウ以外の気配は全くありません(笑)

 

目的のヤマキチョウは見つかりませんでしたが、ここでは初見と初撮影のチョウたちが続々と!

日差しを浴びるミヤマチャバネセセリ!この写真は中々かっこいい(笑) (セセリチョウはチョウとしてあまり人気がありませんが、色々な種類と生態があるので意外と面白い)

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影がかかってしまったが、ホソバセセリ!一瞬でいなくなってしまった!

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地味と言われるが、日本にしかいないミヤマカラスシジミ( ´∀` ) 可愛らしく花にとまり、葉っぱにとまるときは逆さまになる姿も愛らしい( ´∀` )

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初めて見る草原性のチョウたちに感動し、満足の日になりました( ´∀` )

 

そして、今年の目標として、累計の”撮影種150種”を掲げておりましたが、本栖高原の撮影で150種類となりました( ´∀` )

パチパチパチ~

今年はコロナがあり、7月まではあまり活動できず、念願の北海道での撮影も中止になりました。

それでも、コツコツと撮影をつづけ、43種類のチョウたちを新しく撮影できました( ´∀` )

うむ、我ながら頑張りました!チョウの季節もまもなく終わりを迎えるため、ブログのペースも落ちますが、来年に向けて力を蓄えていきたいと思います( ´∀` )

 

タテハモドキとアオタテハモドキ@西表島2020年7月13日

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沖縄(撮影は石垣島西表島)の草原には、ひときわ青く輝くアオタテハモドキがいます( ´∀` ) 初めて青く輝くアオタテハモドキを見たときは感動したことを覚えています。

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 青色が美しい!

そして今年はようやくタテハモドキも撮影できました( ´∀` )

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目玉模様がとても印象的で美しい!見ていると呪文にかかってしまいそう(笑)

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裏翅は地味なんですが、開くと美しい!

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 アオタテハモドキ同様、草原や農地、西表島では県道沿いの花に生息しています( ´∀` )

 

まもなくチョウの季節も終わりにかかってきたので、今年のチョウを思い出しながら綴っております( ´∀` )

 

ではまた次回!